2018年、新日本プロレスの“禁断の扉”と言えば、“プロレス界のカリスマ”と“プロレス界の王様”の遭遇。では2019年の“禁断の扉”は・・・
禁断の扉は開かれた…
2018年の新日本プロレスを振り返ると…帰国したはずのクリス・ジェリコが内藤哲也を襲撃…から始まり、
・ゴールデン☆ラヴァーズの再結成
・バレットクラブの内紛
・神戸で悪の結託による裏切り
・歴史的な夢の共演
など様々な話題がありました。
しかし、家康が気になったのは、2018年 新日本プロレスが“禁断の扉”として開けたにも関わらず、どこか陰に隠れてしまった印象に終わってしまった・・・
内藤哲也 vs 鈴木みのる
時は遡り・・・
2017/1/5〈後楽園ホール〉にて突如、乱入してきてた鈴木軍。
試合後のコメントで
鈴木「へへへ、新日本プロレス、CHAOS、BULLET CLUB,、そしてロス・インゴブレナブレス・・・、どいつもこいつも、プロレス界の王は、ただ一つ、俺たちだ。偉そうなツラしてんじゃねえよ。お前らが持ってるもの、根こそぎ、すべて、何もかも、俺たちによこせ。すべて力づくだ、力づくだ。これが鈴木軍だ。俺たち鈴木軍・・・イチバ~ン!」
引用記事 新日本プロレス公式
全てのユニットの名前を、並べながら最後に選んだのはロス・インゴブレナブレス。
完全に王様の本命はロス・インゴブレナブレスに、絞られているのが明確になっているコメントです。
しかし、ファンの期待とは裏腹に、一年以上肌を合わすことがなかったカリスマと王様。
この二人の闘いは、いったいいつになるのかとファンの期待感をあたため、あたためてやっと2018年3月10日〈愛知県体育館〉で肌を合わせたカリスマと王様。
失意のどん底から這い上がり“生まれ変わった内藤哲也”と、初めて対峙するプロレス界の王様。
観ているこちらにも緊張が伝わるほどの空気に包まれていましたね。ヒヤヒヤ・・・
あぁやっちゃった・・・
それからしばらく、王様の要望で実現した2018年4月29日グランメッセ熊本(観衆3435人 札止め)で行われた、IWGPインターコンチネンタル王座を懸けた試合。
カリスマには本当に必要のないベルトであったが、丸腰の王様が見たいという動機で対戦し、防戦一方ながらもギリギリ勝利を収める。
そして再び対峙することとなる2018年9月17日大分・別府ビーコンプラザ(観衆2280人)でのスペシャルシングルマッチ。
番組用に用意されたものだったのかはさておき、この試合でもギリギリ勝利を収めるカリスマ。
試合後に、何か大きな事が起きるのかなと思いましたが何も起きず、結局この二人の抗争は陰を潜めてしまいました。
残念ながら想像していたより化学反応が起きななく、そのまま消滅してしまったカリスマと王様の遭遇。
内藤選手は、パワーファイター(ケニーやエルガン)にはめっぽう強い印象ですが、サブミッションを得意とする選手(鈴木みのるやザック)にはめっぽう弱い印象です。
内藤哲也を火の属性に例えると、火は物を燃やすのに長けているけど、水にはめっぽう弱い。
その極端に弱点とするのが鈴木みのるだったのかもしれません。(逆にSANADAは、水に対抗できる電気の属性っていう感じでしょうか)
そして来年
カリスマvs王様の展開に似て家康的に“禁断の扉”と予想するのが・・・
内藤哲也 vs ジェイ・ホワイト
家康が勝手に、“内藤哲也の系譜を受け継いだ男”と称しているジェイ・ホワイト。
ケニー・オメガのようなパワーを兼ね備え、内藤哲也のようなズル賢さを掛け合わせたスタイル。
どちらも真っ向勝負とはいかない、クセ者同士の2人の遭遇。
ある意味、師匠と弟子の関係と勝手に見ております。
そして、この二人2018年はまったく肌を合わせておりません。
お互い言及もしておりませんので気づきにくかったですが、期待できるカードにも関わらず、一年間肌を合わせない流れは鈴木みのるの時と似ております。
・棚橋弘至
・オカダ・カズチカ
・内藤哲也
・ケニー・オメガ
この4強の中で唯一対戦していないのが内藤哲也。
この意味は何か?たまたまか?いやいや
恐らく2019年、新日本プロレスは“禁断の扉”として、自信を持ってこのカードを切ってくるでしょう。
ちょっと早いですが、今から楽しみでしょうがないそんな二人の遭遇。
いったいどんなストーリーで遭遇するのか?
どちらも相手の嫌な所を鋭く突いて、一歩も引かない性格。そこからどんな舌戦を繰り広げてくれるのか?
今もっとも旬な男と、世界的にカリスマになりつつある男
恐らく、2019年を象徴する新日本プロレス“禁断の扉”になりそうではないでしょうか。