家康のプロレス人生

安倍政権を批判し、新日本プロレスに忖度するブログ!

もはや勝敗など関係ない。これが“敢えて受けるプロレス” 家康厳選、最も涙した記憶に残る試合

2018/12/21 1.4東京ドーム第0試合(16時スタート予定)で行われる“NEVER無差別級6人タッグ王座”ナンバーワン・コンテンダー・ガントレットマッチの出場選手の変更が、新日本プロレス公式で発表されました。

 

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左膝負傷の手術により無念の欠場となったマイケル・エルガン選手に代わり、急遽、永田裕志が出場する事となりました。

 

よって、ジェフ・コブ&デビット・フィンレー&永田裕志の多国籍軍が結成されました。

 

第0試合とはいえ、考えようによっては第1試合。一年で一番の晴れ舞台に出場も出来ない選手もいる中、こういう形とはいえ出場出来たのは、永田選手にとっても永田ファンにとっても嬉しい事でしょう。(エルガンには申し訳ないですが…)

 

そこで、永田裕志と言えば、家康のプロレス史上、最も涙した記憶に残る試合がございますので紹介したいと思います。

 

 

2017/8/11〈東京・両国国技館〉(観衆7495人札止め)

 

永田裕志✖ vs 〇バットラック・ファレ

 

11分56秒 バットラック・フォール


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19年連続〈G1〉出場ながらも、最後の〈G1〉となった永田祐志 49歳の夏。

 

開幕から7連敗と厳しい現実を目の当たりにしながら、最後の相手となったのは、かつて手塩にかけて育てたバットラック・ファレ。

 

ファレと言えば、今はジ・アンダー・ボスとしてバレットクラブで活躍中ですが、かつては永田率いる青義軍に所属。(2010年9月から)

青義軍 - Wikipedia 参照

 

2011年には永田選手とのタッグで〈G1 TAG LEAGUE〉に出場するなど、 苦楽を共にするが壮行試合の後、海外武者修行の旅に出る。

 

2012/2/10 NEVER.8~Go to the Next Level~〈大阪・世界館〉(観衆220超満員) 

キング・ファレ壮行試合

 

永田 裕志〇 vs ✖キング・ファレ

 

8分14秒 腕ひしぎ逆十字固め

  

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が、2013/4/7突如、現れたファレはプリンス・デビットと共に、ヒールとして凱旋帰国を果たし悪行の限りを尽くします。

 

 

そんな今も昔も変わらぬ父親と、別人となって帰ってきた息子との肉体と精神をぶつけた試合。 

 

あんなに可愛がっていた息子が悪に手を染め、目を覚まさせようとする父親。

 

月日が経つというのは時に残酷なもので・・・

 

力の差は歴然だった・・・それでも息子の前に立ちはだかる父親。

 

そんな父親の姿に、かつての記憶を少し思い出したかのような息子。

 

そして、愛を持って息子の前に倒れる父親。

 

結局、二人の距離は縮まる事はなく、別々の道を歩むのだったが、かつての大事な時間、気持ちだけはこれからも一緒だった・・・


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というストーリーが、11分56秒の中に見えてくる試合となっております。

 

この時、リアルタイムで観戦していた家康。正直、青義軍という知識は全くなく観ておりましたが、野上ジャスティスの実況もあってか自然と涙こぼれる試合となりました。

 

 

試合後の二人のコメント

 

ファレ「ナガタ、今どういう気持ちだ?こんな負け方で、最後のG1でいいのか?今日の敗戦で、来年への考え方が変わるならいいけどな・・・」

 

永田「まず、19回目の最後のG1公式戦が終了。本当にどうもありがとうございました。最後に、G1完全制覇して終わるって言ってましたけど、現実は厳しかった…皆強かった。しっかり備えていて1勝8敗。こんな成績、初めてです。カッチョ悪いなっていう。結果だけ見ればG1出場は今年で終わりですが、永田の挑戦は、まだ終わらないです。この結果がきっと、自分にとって悔しさとかエネルギーになるはず。倒れてもそこから立ち上がるのが本当の強さですから。プロレス25年間やってきて、これからが本当の真価を問われると思います。

 

野上アナ「両国から大・ナガタコール。みんな『永田さん、まだやれるぞ』っていう思いで送ったコールだったと思いますが。」

 

永田「久しぶりのナガタボード、うれしかったです。入場した時、アレを見てちょっとヤバかった。平常心で向かうつもりが、ファンの暖かさにやられたなっていうかね。心配すんな、こっから立ち上がり本当の意地を見せてやる。こんな成績クソ食らえ。初出場の時だって、とった事がない。誰一人スカすことなく僕を叩き潰してくれた…それに感謝。でも、このお返しは…今の若いヤツらに…そして新日本プロレスに、必ずお返しします。どうもありがとうございました。」

 引用記事 新日本プロレス公式

 

倒れても、そこから這い上がるのが本当の強さ。

 

もう終わりではなく、ここからが本当のスタート。

 

そんな永田裕志の生きる道を見ながら1.4東京ドームを応援しようと思います。

 

それとは別に今回、何故、永田裕志が選ばれたのか?

 

それは、も・ち・ろ・ん

 

初詣は、白目を拝みに行こう!という新日本プロレスからのプレゼントでしょう。