2018/9/23〈神戸ワールド記念ホール〉で起きたジェイの乱。そこからジェイのルーツを考える
2017年11月5日〈大阪府立体育会館〉から、新日本プロレスに凱旋し、ヒールとして活躍している『ジェイ・ホワイト』
画像元 新日本プロレス公式
当時IWGPインターコンチネンタル王者であった棚橋弘至の試合後に、ヒールとして現れたジェイ・ホワイト。
試合後のパフォーマンスをしたかった棚橋弘至をよそに、独自の世界観を繰り広げお客様の反感を買ったジェイ・ホワイト。
もちろん最初は〈青い目のヤングライオン〉として華々しくスタートしているのですが、ずっと気になっていた事があります。
今のヒールとしてのスタイル(反則しまくり、ブーイングも気にしない、孤立しても構わない等)誰かに似ていると思いませんでしたか?
私はどうしても、〈ロス・インゴブレナブレス・デハポン〉の立ち上げ当初の内藤 哲也に影響を受けているのではないかと思ってしまうのです。
今はヒーローみたいな存在になってしまいましたが…
かつては、燻り続けた〈スターダスト時代〉
逃げるように渡ったメキシコの風を受け、生まれ変わった内藤哲也。
そこから〈ロス・インゴブレナブレス・デハポン〉を一人で立ち上げ、EVIL、BUSHI、
SANADAと勢力を拡大させ、
ついにはレインメーカー『オカダ・カズチカ』選手から勝利を収め、初の〈IWGPヘビー級王座〉を戴冠する。
その間、1年以上もの間の内藤 哲也を、ジェイ・ホワイトは、リング場で〈ヤングライオン〉として見てきているのです。
画像元 新日本プロレス公式
期待されながらも燻り続けブーイングを浴び、ヒールとして帰ってきてもブーイングを浴びる内藤哲也。
第1試合、第2試合と前座に組まれ落ち目と感じていた選手が、1年後にはメインに、そしてチャンピオンにまで成り上がる姿を見て、ジェイ・ホワイトは少なからず内藤哲也から影響を受けたと私は推測します。
新日本プロレスワールドでですが、内藤哲也とジェイ・ホワイトが見合うシーンがあります。
2016/3/12〈新青森県総合運動公園マエダアリーナ〉で行われた、NEW JAPAN CAP 2016準決勝 内藤 哲也 vs 矢野 通 戦。
試合後、怒りに満ちた内藤哲也。
そこで無名なヤングライオンを鉄柵に打ち付けるも、もう一人の“青い目のヤングライオン”には手を出すことはしませんでした。
それだけ、ただならぬものを感じていたようにも見えます。
だからこそ、ヒールとして凱旋した時は、〈ロス・インゴ〉入りかな?と期待しましたが・・・結果は〈CHAOS〉に加入する。
この時の記者会見は違和感でいっぱいでしたが、やっぱり違和感のまま時は経ち、最後は《裏切り》という衝撃的な形で幕を閉じました。
個人的には〈ロスインゴ〉入りが良かったですが、絶対にないでしょう。
彼は〈リーダー的〉存在ですからね。
ユニットに2人のリーダーは共存出来ませんから、〈CHAOS〉ではなく新しいユニットを立ち上げて、〈ロスインゴ〉や〈バレットクラブ〉以上の活躍を期待しています。