【自身への戒めの為、3番目に入場した内藤哲也…そのジッと待つ姿から重なるもの | 新日本プロレス】
1573年に徳川家康・織田信長と武田信玄との間で行われた三方ヶ原の戦い。この戦いに敗れた徳川家康は自らの戒めとするため、その情けない姿を肖像画として残し生涯手元に置いていたそうです。
一説によると、その敗走中あまりの恐怖により脱糞したといわれている徳川家康。
それほど、武田信玄という男の強さは強大なもので、「戦」の過酷さが伝わってきます。
今の時代、仕事で失敗したからといって命を狙われる事がなくなったのも、この方々の過程があったからかもしれません。
昨日の茨城・つくばカピオアリーナで行われたメインイベント。
結果はロスインゴベルナブレスデハポンの快勝でしたが・・・気になったのは入場順。
鷹木信悟、BUSHI、内藤哲也、EVIL、SANADAの順番で入場するロスインゴ。
実質、ユニットのリーダーでもある内藤哲也が、一番目でも最後でもない、3番目という入場。
もちろん、これはニューヨークMSGで飯伏幸太に負けた内藤哲也自身が作ってしまった「テーマがない」という状況なのですが・・・
自分の名前がコールされるまでジッと待つ内藤哲也。
・このユニットにリーダーというものは存在しない。
・主役になれるチャンスは全員にある
という特殊なユニット理念をもつロスインゴベルナブレスデハポン。
過去にも自分よりフューチャーされている選手を立てる姿はありましたが、今回は今までとは少し違うように見えます。
これまでは、東京ドームメインの権利証やベルトを保持していたり、自称スーパースターと名乗る人物が勝手に絡んできたりと、どこか「余裕」を持って相手を立てる姿だったと思いますが・・・
今回はその「余裕」が感じられません。
ベルトはもうない・・・内藤哲也の首を狙う者はロッキー・ロメロ・・・
いよいよ内藤哲也に「焦る」時期が来てしまったのか?
それとも、こんな時こそ「トランキーロ」という選択が良い結果に繋がるのか?
いずれにせよ、
「テーマはもう見つかっている」
と言及した内藤哲也。
あの、ただただジッと待つ姿が天下を狙う者の姿と重なったのは私だけでしょうか?