【内藤哲也の「あえて」負荷をかけた挑戦。若干の不安はある…それでも・・・ | 新日本プロレス】
いよいよ間近に迫った内藤哲也と飯伏幸太の白きインターコンチのベルトを懸けた闘い。通常の防衛戦とは違い、『インターコンチのベルトを保持したままIWGPヘビーのベルトに挑戦する』と公言している事から、達成されれば称賛の嵐ですが、1回でも負けてしまうとその野望が総崩れてしまうというリスクがつきまとう今現在の内藤哲也の防衛戦。
この流れから行くとNJCで飯伏幸太に負けて、タイトルマッチでも負けるという事はどう考えても考えにくい。
NJCでの負けは、飯伏幸太をMSGに立たせる為のものであったと思いたいですが・・・
そう簡単に勝てる相手ではない。
今の飯伏幸太には確実にイイ風が吹いている。
(出典:新日本プロレス公式)
2017年6月11日 大阪城ホール インターコンチネンタル戦
当時チャンピオンだった内藤哲也は棚橋弘至に敗れ試合後、
「IWGPインターコンチネンタル王座、または無いかな。とりあえず、でも、挨拶だけしとくよ。アスタルエゴ、アディオス(それじゃまた)」
とコメントしている。
今回の飯伏幸太戦。
万が一、万が一負けるような事があればこんなコメントじゃ格好がつかない!
もちろん、そんな事は重々承知の内藤哲也だと思うが・・・
ファンとして負けたらどうしようという1%の不安はある。
あまり考えたくは無いですが、もし負けてしまった場合。
・飯伏幸太にリマッチを要求する。(考えにくい)
・〈G1〉でIC王者に勝ち挑戦権を得て再び野望を開始する。(運次第なところがある)
・ICのベルトを保持したままという公約を取り消し〈G1〉で優勝しIWGPヘビーに挑戦(格好悪い)
・ベルトに絡めないまま2019年が過ぎてしまう。(それだけはやめて)
と、もし負けてしまった場合、ベルトに絡めるチャンスは〈G1〉の組み合わせ次第にあり、そこを逃すと、最悪そのまま浮上するきっかけを作れないまま終わってしまいそうです・・・
今回の飯伏幸太戦に限らず、「一人NJC案」をもし行うのであれば、100%勝てる相手はいなく、やはり常にリスクがつきまとう『ICのベルトを保持したままIWGPヘビーに挑戦する』という野望。
普通の選手であれば、こんな無茶な事を掲げる必要は無いでしょう。
「あえて」自分に負荷をかけて更に上に行こうとする、今の内藤哲也だからこそ掲げられる事なのかもしれませんが、
ハイリスク・ハイリターン
家康がここに気づくまでには遅すぎたかもしれません。
最初は「またとんでもない事言い出したな!」っとだけ思っていましたが、逆に失敗した時の代償は計り知れません。
恐らく選手生命を懸けるくらいの気持ちがなければ出来ない事なのでは?
それだけ2019年は天国か地獄かというイバラの道を選んだ内藤哲也。
そうなってくると俄然、内藤哲也に勝って欲しいと願うところなのですが・・・
人生というのはまさかという試練の連続…
こういう時にこそ、神はこの男に試練を与えるのかもしれません。
誰もが
・またここで負ける訳がないだろう
・だって負けたら掲げていた野望はどうするの?
って思った事をわざと仕掛けてくる・・・
(出典:新日本プロレス公式)
2018年1月4日 東京ドーム IWGPヘビー級戦
あの時、確実に内藤哲也にはイイ風が吹いていた。
しかし、結果、勝てなかった。
それでも、2018年も内藤哲也は輝き続けた。
そういう逆境を乗り越える姿こそプロレスラーの人生なのかもしれません・・・
なので、万が一内藤哲也がIWGP挑戦の前にICのベルトを落としても、それはそれで色んな人に勇気を与える結果に繋がるかもしれません。
ただ、一番は内藤哲也の希望通りの防衛ロード・・・
とりあえず飯伏幸太に勝とう!