家康から見えたKUSHIDA退団の会見
1/7東京ドーム二夜明け会見後、KUSHIDA選手の契約満了が発表。率直な家康の感想は残念で仕方がない。。。
2016年5月から今の新日本プロレスを知った家康。
当時ジュニアのチャンピオンであったKUSHIDAの印象は、それまでの活躍を知らないのも重なり、申し訳ないですが地味。
序盤から目まぐるしい展開を魅せるも最後のフィニッシュ技は『ホバーボードロック』
当時、内藤哲也の『デスティーノ』に魅せられた家康にとって、KUSHIDAはそういう存在でした。
しかし、ことごとくその『ホバーボードロック』にタップをする選手を目の当たりにする。
それでも、やはり印象は変わらなかったが、家康の心を変えるきっかけが・・・
『バックトゥーザフューチャー』
このフィニッシュホールドを開発してからは、劇的にKUSHIDAの試合に魅了されていった家康。
試合終盤、どちらでも決めれる『ホバーボードロック』か?『バックトゥーザフューチャー』か?の駆け引きは、他の選手にはない一味違った面白さを与えてくれました。
最初は外して様子を見る・・・
次はカーブで誘ってみよう・・・
最後はフォークで決めるか?
いや、漢ならストレートで勝負か?
そんなコース料理のような試合の組み立て方を、これからも味わいたかったKUSHIDAの退団。
エースの会見後、センスのあるスーツで登場したKUSHIDA。
会見を見る限り、最初はその決断は本望なのか?と疑いたくなりました。
神妙な面持ちに、言葉を選びながらの発言。
だってあれだけ「ジュニアを引っ張って行きます!」って言ってたのに何故なんだ!が第一印象。
世界中の選手が新日本プロレスで試合をしたいと言われる中、不満を抱く形での退団なのかな?とも思いましたが・・・
突如現れた、笑顔の仏からの質問に涙するKUSHIDA。
「新日本プロレスで楽しかった事、辛かった事を教えてください」と仏。
そこまで、ひねった質問でもない事、が逆に効果絶大だったのか涙するKUSHIDA。
やはり、楽しかった事が走馬灯のように浮かんだのであろう(涙)
当然、辞めたくないですよ。
「ジュニアを引っ張って行きます!」と言っておきながら退団する事に、今まで応援してくれたファンには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、それを批判されてでも、今の自分には目標とする事ができました。
そして、それを叶えた時、きっと今の新日本ファンに認められる存在になってみせます。
・・・そんな内容の会見に見えました。
簡単に決めた事ではない漢のプロレス人生。
黙って新日本に残る道もあったはずだが、敢えてイバラの道を選んだ決断。
失敗するか、成功するか誰にもわからない。
それでも新しい道に、自分の信じる道に進み出す勇気。
とても大切な事かもしれません。
でも、また帰ってくる事を家康、望みますぞ。
その時は、きっと棚橋弘至と対峙するくらいの漢になって帰ってくる事でしょう。