プロレス大賞MVPを受賞したオカダ・カズチカの矛盾と別の疑問
今年で46回目を迎えた東京スポーツ新聞社制定の2019年プロレス大賞。今年は接戦かと思われていたが、ふたを開けてみれば最優秀選手賞(MVP)にオカダ・カズチカ(32)が受賞を果たした。(4年ぶり4度目)
去年はケニー・オメガに敗北し王座から陥落したものの今年のNJCで優勝。文句なしの状態でマディソン・スクエアガーデンに乗り込み王者に返り咲いたオカダ・カズチカ。
その後も4度の防衛に成功するなど気づけば向かうところ敵なし、いつものオカダ・カズチカだったのである。
絶対王者に相応しい実績やプロレスを広める為のメディアでの活躍には、納得の受賞である。
男前やな
「次はベルトのほうを目指していきたい」
と来年、東京ドームで行われるIWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタルの2冠戦に意欲を見せたオカダ・カズチカ。
あれ?
おかしいな・・・
確か2冠には興味が無かったと聞いておりましたが?
まぁ…組まれたからには負ける訳にいかないのでそうなると思いますが、だったら最初からそう言って欲しかったな・・・
「2冠を目指したい!」
・・・と。
そこで疑問に思ったのですが、 東京ドーム2連戦1月5日のメインイベントは、プロレス大賞MVPであるオカダ・カズチカが意欲を見せる2冠戦なのですが・・・
もし仮に2冠戦が存在していなかったら?
いったい何がメインイベントだったのか?
現状のカードを見る限りノンタイトルのスペシャルシングルマッチ
棚橋弘至 vs クリス・ジェリコ
がメインイベントだったかもしれません。
このカードだけ考えると十分話題性のある二人の選手ではありますが、東京ドームの最終戦にノンタイトルの試合というのは何か納得しづらい。
かと言って4日にインターコンチネンタル、5日にIWGPヘビーも“ありきたり”。
絶対に成功させなければいけない東京ドーム2連戦。
1月4日のIWGPヘビー級戦に劣らない同等以上の価値がある試合となった場合、2冠戦以外は考えられなかったのだ。
となると、ファン投票を提案したオカダ・カズチカの貢献度は高いものだろうが、それ以上に最初の発案者である内藤哲也の先見性は、次期社長となってもおかしくないものであると感じました。
あとは、それを手中に収めるのみ!