【それでも・・・私は「願う」】
先日、以前住んでいた町を散歩した。特に大きな目的があった訳ではないのだが、ただただ懐かしい気分に浸りたかったのだと思う。
そこで、あるイタリアンのお店に入った。
そこに住んでいた頃は一度も入った時がなかったのだが、こういう時でないと1000円を超えるパスタを味わうことができないと思い期待して入ったお店だった。
そしてその期待通り、
そこで食べたパスタは、今まで食べたパスタの中で一番に美味しかった。
それよりもだ!
それよりも私は近くに座っていた「ある老夫婦」が気になって仕方がなかった・・・
その老夫婦は私より先に入店しており、お酒を飲みながら食事を楽しんでいた。
そして、満足したのか会計を済ませ店を出たのだが・・・
ちょっと待てよ・・・
となった。
年配ということもあって食が細くなっていたのか?それとも、お酒を飲み過ぎて食がすすまなかったのか?
あろうことかテーブルいっぱいに並べられた皿の上には、ほとんどの料理が残されたままだったのだ。
それは、ちょっと目を疑うレベルだった。
あっけにとられた私は、それを片付ける店員さんの顔色を伺っていたが、どう見ても表情は冴えない。
恐らく、この量を裏で捨てるのであろうと想像すると、この店員さんですらこの「老夫婦」が犯した罪の共犯者になってしまうのではないかと思うほどの量であった。
これが、たまたまだとしても許せる気持ちになるまで時間が掛かりそうだが、もし今回に限ったことではなく常習化している方なのであれば、どんなに素晴らしい人生を送ってきた人であろうと
私は「軽蔑」する
まぁ…こういうことは日本や世界で日常茶飯事のことなのだろうが・・・
それでも・・・
少しでもこういうことが減ってくれることを
私は「願う」