【「夏」の終わりを告げるG1クライマックス】
飯伏幸太の優勝で幕を閉じたG1クライマックス29。
人は誰しも自分がオリジナルだと譲らない時があります…が、根っこの部分には必ず「核」となる人物が存在致します。
分かっているようで分かっていない…
そういう曖昧さを持ち合わせている人間という厄介な乗り物・・・
去年の飯伏には無くて、今年の飯伏にはあったもの。
それは、神と崇める棚橋弘至と中邑真輔の想いと・・・
新日本を背負うという覚悟。
そんな想いが勝敗を分けた激闘も束の間・・・
終わりが来れば、また始まる・・・
今後は狙われる立場となった飯伏幸太。
G1よりさらに辛いイバラの道や高い壁が待っているでしょうが、今の飯伏幸太の未来はきっと明るいものであろう。
そして、そんな強い想いを引き継ぐ者達が集う新日本プロレスの未来もまた・・・
明るい。
最後に・・・
セミの鳴き声と共に始まった日本の「夏」。
それと同時に始まるG1クライマックスというプロレスの「夏」。
今年は長引く梅雨のせいで、G1が開幕してからも夏らしい夏ではなかった。
それでも徐々に日本の夏を熱くさせてくれた新日本の精鋭達。
きっと忘れることのないG1クライマックスとなるでしょう。
そんなG1の終わりと共に「家康のプロレス人生」も今回で終わりを迎えたいと思います。
昼夜問わず、鳴いているセミ達もいずれ役目を終え・・・
道端で力尽きることでしょう。
家康にもとうとうその時期がやって参ったのです。
ここまで付き合ってくれた読者様は変わり者でこざいます。
感謝しております。
始まりが訪れれば終わりが来る、終わりが来れば、また新たな始まりの時でもあります。
やれやれ…という思いもありますが、今後は気楽に観戦しようと思います…
ではでは、隠居生活の始まりです…