「黒船」の如く現れたコロナウイルス 不謹慎と言われようがこれで良かったのかもしれない
3月に予定されていた会議がコロナウイルスの影響で延期となった。(中止ではない)
会議といっても一般的にいわれる話し合いや意見の交換をするというものではなく(多少はある)、名も知らぬ人の講演会に行くようなものなのだが・・・
私は、前々からこんな会は“必要ない”と訴え続けてきた。
会社としてはコミュニケーションを図る狙いがあるのだろうが、メールや伝達で済むような内容に何時間も拘束され、もう出席するのが苦痛なのだ。
残念ながら私の会社では、この無駄とも思えることが何も変わらず昔から永遠と繰り返されているのだ。
実際、本当に意味のある会議をしている企業がどれほどあるだろうか?
おそらく3割にも満たないのではないだろうか。
そんな中での予期せぬ延期(中止ではない)。企業側には何かこれを機に色々と変化する“きっかけ”となってほしいと思う。
もう、従来のやり方では通用しないのだ。
いつまで「石ころ」や「棒」で戦っているのだ・・・
どれだけ人々を犠牲にし会社を守るのだと、強制的に時代がそうさせたんだと思う・・・
これは何か、幕末に現れた「黒船」のようだと表現する者もいる。
265年という長い期間、君臨し続けた徳川幕府。
それ故、今の安倍政権のようにどこか似た部分が出てきたのであろう。
そんな惰性、怠惰、怠慢にメスを入れるがごとく現れた「黒船」は、時代を大きく変える“きっかけ”となった。
ただ、これは何も企業や政府に限ったことではない。
夜はすっかり静かになったものだ。
人々は皆、人込みを避けるようになり、仕事帰りは飲みにも行かず帰宅する人が増えている。
観光地は閑散とし店側は悲鳴をあげているが、どこか本来の姿に戻りつつあると思う。
無駄な集まりや消費は必然とできなくなくなり、必要最低限の生活を求められているような気がする。
我々もまた、時代と共に変化しなければいけない渦中にいるのだ。