〈12/9〉“WORLD TAG LEAGUE 2018 優勝決定戦” (岩手産業文化センターアピオ)
観衆 3658人(満員)
実況 清野 茂樹さん 田畑 祐一さん 大西 洋平さん
解説 山崎 一夫さん 柴田 惣一さん
ゲスト 真壁刀義 選手
総評
★★(2.0)
◆やはり親分肌の真壁刀義
バックステージでのコメントは、割と自分の事を話したくなるものですが真壁刀義は違った。若武者2人をしっかり認め、後は結果を残せと発言しております。そういう部分が私に好印象を与えます。
◆小ネタ
・解説の山崎一夫さんは、ヘナーレ選手を『若い頃の真壁 』に似ていると発言。
・永田 裕志はキックボクシングのジムに通っているらしい。
気になったシーン
小島 選手必殺のラリアットが決まったとはいえ、あっさり試合が終わってしまった事に複雑な表情を見せる永田裕二志。(そんな顔しなくても…)
さっきまで元気に走っていた吉田 綾斗がラリアットを食らって全く動けない姿は、まるで赤子の手をひねるかのようでした。
総評
???
声が出た瞬間
★★★(3回)
◆ダメだ。もう嫌いかもしれない・・・
またか・・・そして何もわからず…この感情は手の平の上で転がされているのか?
似たもの同士のボスと抗争を繰り広げても、最終的に無効試合になるのであれば何も面白くないしな…まともに戦ってもなぁ…
あっ!反則ありのルールありましたね。
それで行きましょ!かなり面白いかも!お互い得意な分野という事で好きなだけ暴れましょ!
◆天国と地獄
第2試合に登場したK.E.S。EVIL&SANADA組に勝っていれば、メインだったと考えると気の毒のような気がしました。
好きなシーン
試合後、横たわるヤングライオンを心配して手を掛けるマイケル・エルガン。だいぶ前に試合会場に行った時、子供の声援がとても多かったヒーローは本当に皆に優しいです。
なんかボスを応援したくなります。やっちゃってください。
総評
★★★(2.5)
声が出た瞬間
★★(2回)
◆この二人でタイトルマッチ決定か?
ザック・セイバーJr.VS石井智宏の腕の取り合いのシーン。毎回思いますが、ザック選手はあれだけ腕が(全てが)細いのに体格差を全く感じさせない。改めて凄いし脅威だなって思います。IWGPチャンピオンでもおかしくない実力。そろそろ来年あたりあるかも。そりゃ内藤哲也も認めますよ。
そして二人ともジュニアより速いのではと思う攻防。ザックも凄いが、沢山の引き出しを持っている石井 智宏もまた凄い。 カードはこれで決定か?
総評
★★★(3.0)
声が出た瞬間
★★(2回)
鳥肌
★★★★(4回)
◆入場だけで驚異の鳥肌4回を記録(何言ってるの?)
入場シーンにもこだわっていると話していた内藤哲也 。勝敗には関係ないかもしれませんが、これが魅せるプロレス。久々に観たせいか鳥肌が止まらず。
実況の清野さんも思わず「お客様は内藤哲也を見たくてチケットを買っております」と。それくらいの会場の雰囲気を感じたのでしょう。
◆またまた漢を魅せた裕二郎
当然ファンが気になるマッチは内藤VS裕二郎。その空気を読み行動を起こした裕二郎 。プレー自体はあまり見せ場を作れませんでしたが、前回のロスインゴ戦には無かった一歩踏み出す裕二郎を魅せてくれました。
そして、その裕二郎の行動を望みながら敢えてアクションをしてこなかった内藤哲也の《空気を読む判断》と《余裕》も素晴らしかった。
ロックアップも、すかす事なく組む所が気持ちを受け止めようとする姿に見えました。
◆勝利するもどこか、よそよそしい内藤哲也
見事デスティーノで勝負を決めるも笑顔はなく、硬い表情の内藤哲也 。
・久しぶりの試合に、思ってたより体が慣れなかったのかな?
・もっと会場を沸かせたかったのかな?
と思っておりましたが、バックステージコメントを確認すると
クリス・ジェリコを待っていた。
なるほど!そういう事でしたか。すっかり忘れておりました…
気付いた事
試合後、退場する鷹木信悟がリングサイドで一礼。やっぱり律儀な男です。加入直後は謀反もある男かなと思っておりましたが、私の見る目が無かったです。失礼i致しました。謀反は無いです。そんなユニットではないという事が再確認出来た一瞬でした。
総評
★★★(3.0)
声が出た瞬間
★★★(3回)
笑
★★(2回)
鳥肌
★(1回)
◆やはり外道という存在がCHAOSにとって大きかったのか?
一夜明けて色々と状況の変化に追いついておりません・・・なんと12月14日からの〈後楽園ホール〉で真壁 選手がCHAOSの選手と組む事が決定しているではないですか。しかも因縁深き矢野通と共に。(大丈夫?)
これはユニット同士の《提携》なのか《合併吸収》なのかわかりませんが、一般企業からしたらどちらかの業績が悪化してしまったから、する苦肉の策であり果たして今回のケースは本隊が?CHAOSが?どちらも?
こうなってしまった場合、社員は複雑な心境で働かなければいけません。こっちはあっちを、あっちはこっちをわかってくれない…(今の私がそう)
ただ、個人的には新鮮味があり、決してマイナスに捉えずいい結果を出して欲しいですね。
気付いた事
KUSHIDAの順応性。会社がどんなスタイルに変化しようとも、自分の立ち位置を見定め、会社や同僚が何を望んでいるのか?お客様がが何を望んでいるのか?
しっかり理解して行動しております。なのでCHAOSとの関係が、とても良好に見えました。相手にはしっかり合わせるけど、自分は自分みたいな。
総評
★★★(3.0)
声が出た瞬間
★★(2回)
笑
★★★★(4回)
◆勝った方が正解で正しい
久々に姿を現した新日本の頂点に立つ男ケニー・オメガ。相変わらず負ける雰囲気が全くしない《肉体美》と《ファイトスタイル》。
ジェリコがメインへのこだわりを主張していたので、一悶着あるかなと思っていましたが試合順も発表され、やはりメインはメイ社長の主張通り
ケニー・オメガvs棚橋弘至
ケニー・オメガの主張と、棚橋弘至の主張。どちらも正解で正しいが、勝った方が正解で正しい世界。果たして今の時代の中心に立つのはどちらか!
◆監督が出ると勝っても負けても、『監督のプロレス』になってしまう
久々に対峙するケニー・オメガvs棚橋弘至という大事な前哨戦にも関わらず、序盤からまともなプロレスをせずに会場を温める監督。監督で負けたくせに監督一色な試合にしてしまう所が、また違った形のプロフェッショナル。
気付いた事
棚橋 選手のルーティンは勝敗に・・・ほぼほぼ影響無かった。(知ってる)
総評
★★★★(3.5)
声が出た瞬間
★★★★★(5回)
◆なんばーわん・こんてんだーまっち?
聞きなれないタイトルに一瞬、点になりましたが、要するにNEVERへの挑戦権をかけた一戦という事はすぐに察知出来ました。
タイチはジュニア時代、1対1でオスプレイに負けておりますが、ヘビー級へと転向した今、勝利は間違いないと確信しておりました・・・
対戦を急いだ感のオスプレイは、技をかける度に尋常じゃない痛がり方。対するタイチも長期間シリーズを闘い抜いた疲労もあり、条件は五分五分?
が、結果はタイチの敗北。まじか~
試合後は他人に厳しい真壁刀義が、珍しくタイチを褒めるシーンがありました。確かにそうなんですが、気になる事が一つ
◆セコンドを何故つけなかった?それともつける事が出来なかった?
試合終盤、私はリングの中ではなく、リングの外に注目しておりました。
・オスプレイにはバレットクラブのメンバー
・タイチには鈴木軍のメンバー
が現れるのを待っておりました。が、待てど待てど誰も来ない・・・
バレットクラブのメンバーが来ないのにはハズレと思えますが、鈴木軍のメンバーが誰一人来ないのには違和感を感じました。
ここ一番で東京ドームへの道が決まるであろう一戦で、本当に敢えて漢の生き様を選択したのだろうか?
なんとなく自己主張をし始めたタイチが、鈴木軍という枠に収まらなくなってきてるのかもしれないと、私は感じました…かもです。
◆飯伏幸太vsウィル・オスプレイ
残念な気持ちを抑え、よくよく考えたらこれドリームカードですね。非常に楽しみな一戦と共に、ベルトや挑戦権を持たない時期に、この二人やり合ってたなと…その時から決まっていたという事?
総評
★★★★(3.5)
声が出た瞬間
★★★★★×10(1回)
笑
★★★(3回)
◆自分が仕掛けた罠に引っ掛かった獲物を確実に取りに来ていた後藤 洋央紀
2人の握手から始まった試合。珍しくじっくり首一点集中して攻める後藤。
東京ドームを懸けた大事な一戦という気持ちが伝わってきます。
選手というのは、勝とうという気持ちが先行して焦れば焦るほど打撃や大技に頼りがちになりますが、この日の後藤はそれだけ慎重になれる余裕があり手応えも感じていたのではないでしょうか。
◆しかし勝利したのは、ヘビー級へ転向して初めてベルトを戴冠した飯伏幸太
序盤こそペースを握られつつも、《G1》ファイナリストの実力は伊達じゃない。後半は一気に巻き返すところはさすがです。しかし、初めて見る飯伏 幸太のヘッドバットは、それだけ追い込まれていた証拠か?
◆東京ドーム第1試合 飯伏幸太vsウィル・オスプレイ決定
屈指の好カードとなりましたが、これで第1試合とは・・・(せっかくここまで盛り上げた後藤 としては悔しい想いですね…)
気付いた事
・飯伏 幸太はサポーターを外すと、女の子みたいに細い足だなぁと。ハイフライヤーなのに膝にテーピングとかをしていないので選手としての寿命が長そうですね。
この二人、過去の魂で男女の関係を繰り返してますよきっと・・・
総評
★★★★★(4.5)
声が出た瞬間
★×12(12回)
鳥肌
★★(2回)
笑
★(1回)
◆2連覇という響きは優勝という響きより大きいタイトル
あっちのブロックだったら…という言い訳がきかない今回のWORLD TAG LEAGU 2018。それでも決勝の舞台は去年と同じ顔合わせとなる。
今年のG.O.Dは去年と違い『スーパーパワーボム』という荒技を引っ提げてきましたが、対するEVIL&SANADA組は去年と同じスタイルのまま。分が悪いかなと思いましたが最後はSANADAの『ラウンディングボディプレス』で勝利。
技や技術を超えた二人の絆で勝ち取った勝利。後はベルトを巻くのみ。
◆ロスインゴもう少し悪くてもいいんじゃないの?
2対2でも2人で闘うG.O.D。1人で耐えるEVIL、SANADA。
正確には邪道がいるので3対2です…
もう久しく介入という文字がないロスインゴ。敢えて昔のようなスタイルは捨てたのでしょうけど、「悪い相手にはそれなりの対応や準備をしておいた方がいい」的な言葉を、かつての内藤哲也がオカダ・カズチカに投げ掛けていた時期があります。
正々堂々という相手ならそれでいいですが、G.O.Dのように介入してくる事が予想される相手であればセコンドをつけても誰も文句はないと思います。
たらればになりますが今回勝ったからいいものの、もし負けていたら?
それだけ2人の実力を信じ、2人の空気を壊したくなかったであろう内藤哲也。気遣いですね。
ここで流れが変わったか!
ムーンサルトとの違いを調べましたがイマイチ理解できず苦しむ…
◆しっかりお客様の心を掴み、そしてマイクの掴みも取得
『・・・が好きです。シー・ユー・ネクストタイム!』
SANADAの最後の締めが完成しましたね。色々悩み、逆境から生まれたフレーズ。
今年の《G1》の長岡大会でも同じことを言っていますが、この時はまだフレーズが固まっていない様子。
そして、きっかけはWORLD TAG LEAGUE開幕戦。後楽園ホールで無理やりEVILから渡されたマイクでヒントを得る。
きっとSANADAは、その時の映像を新日本プロレスワールドでチェックしたと思います。会場の盛り上がりもヒントになったと思いますが、一番はミラノさんがめちゃめちゃイジってた事。それで、
「あっこれ行ける!」
ってなったと思います。
最後に・・・気になった事
・〈岩手産業文化センターアピオ〉の大型スクリーンが印象的。入場時、選手が映えビックマッチに相応しい会場です。
・今大会はリプレイ再生が採用されていました。ビックマッチでも採用されていない時があるので是非してほしいです。
・私がトロフィーのデザインをしたほうがいいじゃないかなぁ・・・タッグを意識したデザインだとは思いますが、貰ってうれしいかな?もっとスタイリッシュでスマートなデザインの方がいい気がしますが・・・