エピソード② 猛牛と1対1 編
◆自由気ままに時を過ごした時代。
田舎での高校生活、所属していたのは『麻雀クラブ』という名ばかりの『帰宅部』に所属の私。中学時代の拘束された部活動から解放され、学校は好きだけど授業が嫌いで、いつも遊ぶことばかり考えていました。
◆バイトする事を決意。
しかし、小遣いが月1500円と一瞬で消えてしまう金額だった為、バイトを決意。それで初めてしたバイトが、そばを使った
『広島風お好み焼き屋』
時給はなんと600円…(今の研修時給より遥かに安い…)
店内は《カウンター席》と、《自分で焼く事も出来る席》がある、薄暗い雰囲気のお好み焼き屋さんでした。
◆その時は突然やって来た。
バイトに慣れてきた頃、突然、天山 広吉選手が一人で来店してきたのです。
当時はnWo全盛期。
テレビで観てた天山 選手が目の前に現れ、私は緊張してフリーズ。
◆カウンター席に座った天山 選手を相手にするはガチガチのバイト君。
開店したばかりだったので、店内は天山選手と私と社長の3人だけ。ガチガチの状況で必死に作ったのが、『広島風お好み焼き』と『納豆オムレツ』。
◆食べてくれましたね~天山 選手
印象はとても物静か。テレビで観る《猛牛》とは違い、大人な《猛牛》でした。
一人で来店されたからそうなんでしょうけど。小心者の私には、声もかけられず会話は出来ませんでした。でも有名人の方って、きっとそっとしておいて欲しいはず。あれでよかったし…あれしか出来なかった…
◆写真は店内に飾ったまま・・・
帰り際、プロレスラーと察した社長が、私の為に写真をお願いしてくれたお陰で、天山選手とのツーショット写真を撮ることが出来ました。見上げるほど大きい体だったのを覚えています。
しかし、いい思い出となるも数ヵ月後、その社長と喧嘩して飛び出したもんだから、店内に飾られた写真は今どうなっている事やら・・・
そんな事もあり今でも私は、あの日、優しく対応してくれた天山 選手を心から応援しております。
◆WORLD TAG LEAGUE 2018
優勝はもう厳しい状況ですけど、《IWGPタッグチャンピオン》のG.O.Dには勝っているので、残りの2試合で何とかアピールをし、東京ドームへの切符を掴んでほしいものです。
最後に・・・
だからこそ、この一戦はとても熱が入った試合となりました。