2019年、新日本プロレスの失って得るもの
家康幼少期の年末年始は、どこを見渡しても店という店はどこも閉まっており、雪の降る寒い中、ジュースのおつかいを頼まれて自動販売機へ向かったのを憶えております。
ラーメンチェーン店の幸楽苑ホールディングスが2億円の売り上げと引き換えに、元日営業の見直しを図りました。それにより社員の士気が上がれば2億円なんぞ安いという考えだ。
・新井田昇社長(11月に就任したばかり)
・創業64年の歴史の中で初めての休業。
・それをわずか2か月で決断。
「日本の正月を変える事件になってほしい」との想いで作成した「2億円事件」のポスターは、この家康ですら人間味が感じ取れる書き方(社員が書いたものかもしれませんが…)、なんともいえぬ懐の深さが垣間見えるポスターとなっております。
近年、他の業界でもこの取り組みは加速しており、本来の日本のお正月が戻ってくる日は近いでしょう。
では家康はどうか?
年末年始、働いております。一刻も早く脱出したい。
これに関しては諸事情の為、仕方がございません。
それよりも・・・
家康の元にパソコンメールで届いた社長から新年の挨拶。
改めてこの社長の文章の書き方に呆れてしまいました。
取って付けたような超長々した文章に改行は数回。
途中で見るのを止めようと思いましたが…頑張って全部読む家康。
無理や~
何も伝わってこなく読みづらい。そりゃ社員たちの気持ちも分かる訳がございません。
やはりあの時の感じた想いは間違いではなかったし、パソコンとはいえ字は人を表すとはまさにこの事。
・2億円を失って社員との絆を得た幸楽苑ホールディングス。
・正月を失って何かを得た家康。(きっと後から気づくと思います)
では2019年、新日本プロレスは何を失って得るのだろうか?
最近では中邑真輔の復活がささやかれておりますが・・・
こちらの記事を参考にさせていただきました。
何かを得るためには同等のものを捨てなくてはいけない。
錬金術を題材にした漫画と同じ法則がやはりこの世の中でも起きているようです。
もしこの法則が本当に発動するのであれば・・・
中邑真輔を新日本が得る事があれば、それは同等の選手を失わなければいけません。
それ同等の選手・・・それは去年から噂になっている・・・
ケニー・オメガ
あぁやっぱりねと言いたいところですが、この話には続きがございます。
例えば8000人収容の会場があるとします。
そこに2万人のお客様を入れようと思っても当然入りません。
しかし、すぐには無理でも長い時間をかけて、2万人入る会場に改装してしまえば解決します。
これと同じことが実はロスインゴでも起きていました。
そう、髙橋ヒロムを失って鷹木信悟を得た事。
この世の法則上、髙橋ヒロムがいた状態では鷹木信悟の加入はまず無理だった。
そこに不運にも幸運にも髙橋ヒロムが怪我をした事で、鷹木信悟を入る事が出来た。
これは内藤哲也のインタビューにもありましたが、5人のままでは6人目はありえなかったと言っています。
あとは髙橋ヒロムが、戻ってきてもいいようにユニットの器を広げておく事。
その為の十分な時間が髙橋ヒロムの長期欠場。
本当にこの世の中、スーパーコンピューターのように出来ております。
もしそれと同じように新日本プロレスも中邑真輔を入れてもいいように、受け入れ態勢が出来ていたら?
だとすれば同等のものをすでに失っていたという事。
その失ったものとは、
・3年間新日本に中邑真輔がいなかった事の喪失感なのか?
・大勢の選手たちの試合数への想いなのか?
・やや解体気味なCHAOSなのか?
それはわかりませんが、プロレスファンとしては誰も失いたくないですね。