【谷底へ“深く”“深く”突き落とされたSANADAよ…どこへゆく?〈7/27〉愛知県体育館 G1 CLIMAX 29 Aブロック 試合評価 | 新日本プロレス】
前菜から始まり、景色と会話を楽しみながら最後メインディッシュをいただく…そんなコース料理かのようなSANADAと棚橋弘至による試合は気品に満ちていた。(そんな店行ったことないけど…)
もう、そろそろこの辺で勝利が欲しいSANADAだが、相手はG1を骨の髄まで知り尽くした男、棚橋弘至。
そう、やすやすとは勝たせてはくれませんでした…
試合開始直後から地鳴りのような声援を二人へ送る愛知県のファン。
しかし、準地元?である棚橋弘至への声援が意外にもSANADAより小さかったことで手が止まってしまう新日本のエース。
当然、引き下がる男ではなく…もっと!もっと!声援を・・・と煽るエース。
そのかいもあってかSANADAを上回る棚橋コールが発生。それに気を良くしたのか…
ドヤ顔のエース。なんちゅう顔や ( ^ 笑 ^ )
このSANADAが得意とする声援合戦を棚橋弘至に譲ってしまった、取られてしまった時点でSANADAの負けだったのか?
棚橋弘至のように、小さなことでも何が何でも勝つ!そんな気持ちや気迫がSANADAには必要だったかもしれません・・・
折り返し地点で1勝4敗のSANADA
時に相方であり、時にライバルでもあるEVILは、「信者の祈り」という魔法の効果もあってか3勝2敗と決勝への舞台に望みをつなげた。
対するSANADAは絶望的な4敗目…
誰が予想したことでしょう…
残りの試合は、ほぼ消化試合となってしまい・・・
KENTA、オカダ、ランス、ファレ・・・が残りの対戦相手。
IWGP王者オカダ・カズチカから一本獲ればSANADAの反撃開始というところでしょうか・・・
いずれにせよ谷底へ“深く”“深く”突き落とされたSANADA・・・
どこへゆく?
みずから「光」を探し求めどこかへ辿り着くのか?それともさらに“深い”“深い”「闇」に包まれるのか?
はたまた、“深い”谷底で見上げた「星」に願いをかけるのか?
この男のゆく道は無限大だ。
実況 清野茂樹さん
解説 ミラノコレクションA.T.さん
ゲスト 金丸義信 選手
観衆 6142人( 札止め )
- 折り返し地点で1勝4敗のSANADA
- 第5試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
- 第6試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
- 第7試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
- 第8試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
- 第9試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
第5試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
飯伏幸太〇 ✖アーチャー
【11分42秒 カミゴェ2連発】
負けない、逃げない、諦めないをテーマに、真っ向勝負でモンスターを倒した飯伏幸太。最後、丁寧にファンと握手をする「覚悟」を決めた男の姿は美しかった。
( 出典:新日本プロレスワールド )
飯伏幸太〇 ✖アーチャー
★★★★ ★×4 ★×3
うなる×1
【総評★★★☆( 3.8 )】
第6試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
オスプレイ〇 ✖ファレ
【9分08秒 反則】
昨年のメチャクチャなG1を反省し学習したバレットクラブだったが、まだまだ鈴木軍の「領域」までには達していなかったようだ。
( 出典:新日本プロレスワールド )
オスプレイ〇 ✖ファレ
★★ ★
オーエンズ
笑×3
【総評★★★( 3.0 )】
第7試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
EVIL〇 ✖ザック
【16分00秒 カウンターのEVIL】
信者と共に勝利を飾った闇の王。カウンターのEVILもいいが、やはりG1を闇に染めるにはもう一つ決め手が欲しいところ…それかカウンターのEVILを極めるか…
( 出典:新日本プロレスワールド )
EVIL〇 ✖ザック
★×3★★ ★★
うなる×4 うなる×4
【総評★★★☆( 3.9 )】
第8試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
棚橋弘至〇 ✖SANADA
【18分07秒 ハイフライフロー】
いいところまでは行くんだけどねぇ…それだけでは18年連続18回目の男には通用しなかった。
( 出典:新日本プロレスワールド )
棚橋弘至〇 ✖SANADA
★★★ ★★★★
うなる×3 うなる×2
笑×1
【総評★★★☆( 3.8 )】
第9試合 G1 CLIMAX 29 Aブロック公式戦
オカダ・カズチカ〇 ✖KENTA
【26分53秒 レインメーカー】
KENTAワールド全開で、王者オカダ・カズチカから一本獲ってしまうか?それとも引き分けか?というところまでいくもマットに沈んだKENTA。蹴りだけじゃないという姿が徐々に解禁されていました。
( 出典:新日本プロレスワールド )
オカダ・カズチカ〇 ✖KENTA
★★ ★×4★×3
うなる×3 うなる×3
【総評★★★☆( 3.7 )】
Aブロック
オカダ・カズチカ 5勝0敗 10点 順当
KENTA 4勝1敗 8点 意外
棚橋弘至 3勝2敗 6点 根性
飯伏幸太 3勝2敗 6点 根性
EVIL 3勝2敗 6点 プライド
オスプレイ 2勝3敗 4点 仕方ない
アーチャー 2勝3敗 4点 う~ん
SANADA 1勝4敗 2点 まさか
ファレ 1勝4敗 2点 う~ん
ザック 1勝4敗 2点 気の毒
最後に・・・
ジョン・モクスリーとの前哨戦で、何か遊び相手を見つけたかのような内藤哲也を発見!
突然、時間軸が狂ってしまいスローモーションになってしまう内藤哲也。
・・・かと思えば今度は違う生命体かのような短い歩幅になってしまう内藤哲也。
長年?見てきたから分かりますが、こういう時は楽しくてしょうがない証拠。明日のメインイベントは内藤哲也と同じく楽しみでしょうがない。
それと、この日ゲスト解説として来ていた金丸義信という「スパイス」が非常に効いていた新日本プロレスワールドでした。