【上半期の総決算〈6/9〉大阪・大阪城ホール 全試合評価 | 新日本プロレス】
実況 草薙和輝さん
山崎弘喜さん
田畑祐一さん
大西洋平さん
解説 ミラノコレクションA.T.さん
山崎一夫さん
ゲスト 棚橋弘至 選手
観衆 11901人(札止め)
- 第1試合
- 第2試合
- 第3試合
- 第4試合
- 第5試合 NEVER無差別級選手権試合
- 第6試合 IWGPタッグ選手権試合
- 第7試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
- 第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合
- 第9試合 IWGPヘビー級選手権試合
第1試合
海野翔太✖ 〇ジョン・モクスリー
【3分52秒 ダブルアームDDT】
( 出典:新日本プロレス公式 )
このカードを見て笑ったファンを見返したいと語る海野翔太
元WWEのスーパースター、ディーン・アンブローズ改めジョン・モクスリーに、臆することなく先制の「トペ・コンヒーロ」を見舞った海野翔太。
しかし、あっという間に3カウントを奪われジ・エンド…その後、その勇姿を称えたジョン・モクスリーが肩を貸しながらバックステージへと消える。
このカードが組まれた事と、スーパースターがヤングライオンに肩を貸したことが今後、どんな意味を成すのか?成さないのか?
とりあえずファンを見返す事には成功したと思いますが、海野翔太の〈G1〉は、まだ早いのでは???
海野翔太✖ 〇ジョン・モクスリー
★★ ★
【総評★★(2.0)】
第2試合
小島聡✖ 〇鷹木信悟
【11分14秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン】
( 出典:新日本プロレス公式 )
アニマル浜口ジムというルーツを持つ小島聡と鷹木信悟
プロレス入門する前の鷹木少年が、デビューした小島聡に、
「プロ入りする為には何が必要ですか?」
と質問をした際に、
「浜口道場の全てが必要だよ」
と答えた小島聡。(ミラノ氏情報)
今回の小島聡にとって、内藤哲也に「期待感だけで言ったら今はもう彼は先を行っている」とまで言わしめる今の鷹木信悟が相手では、とても気の毒な役回りだなと感じました。
いやらしいね新日本。
しかし、清々しい気持ちだったと語る小島聡。
やはり「人の良さ」が滲み出ている小島聡とは一度、話がしてみたいものです。
小島聡✖ 〇鷹木信悟
★★ ★
【総評★★★(3.0)】
第3試合
YOSHI-HASHI〇 ✖ザック
ライガー 鈴木みのる
【9分39秒 緊箍児(きんこじ)】
( 出典:新日本プロレス公式 )
「箍」という字を探すのにかなり苦労しました・・・
緊箍児(きんこじ)
西遊記の主人公、孫悟空の頭にはめられいる金輪。三蔵法師が呪文を唱えることで、この金輪が締め付け、乱暴な孫悟空を押さえつけるアイテム…とあります。
YOSHI-HASHI選手に、そんな名前の技があったという事と、それを知っていたミラノ氏に脱帽。
いやぁ~鳥肌立った
そして、とうとう決まりましたね。6月25日、仙台サンプラザホール大会でのメインイベント。
ザック・セイバーJr. vs YOSHI-HASHI
全ては〈4/22〉東京・後楽園ホール大会、目玉が飛び出そうになったYOSHI-HASHI選手のコメントから始まりました・・・
YOSHI-HASHI〇 ✖ザック
★ 鳥肌×3 ★★
ライガー 鈴木みのる
★
【総評★★★☆(3.5)】
第4試合
田口隆祐 石森太二
ジュース ✖オーエンズ
棚橋弘至〇 ジェイ・ホワイト
【9分48秒 変形スリングブレイド】
( 出典:新日本プロレス公式 )
明らかに不完全だった棚橋弘至の新必殺技
棚橋弘至の新必殺技・・・なるほど、そう来ましたか・・・
考えて考えてひねり出して棚橋色に染め上げた「変形スリングブレイド」
明らかに不完全な体勢に見えましたが、しっかり決めてきた棚橋弘至。ここからエースはどう巻き返すのか?その為にも、
もう1つくらい用意していてもいいのではないでしょうか?
「足四の字固め」とか…とか…
田口隆祐 石森太二
笑×1
ジュース ✖オーエンズ
棚橋弘至〇 ジェイ・ホワイト
★
【総評★★☆(2.5)】
第5試合 NEVER無差別級選手権試合
〈挑戦者〉 〈王者〉
石井智宏〇 ✖タイチ
【16分11秒 垂直落下式ブレーンバスター】
( 出典:新日本プロレス公式 )
負けても聖帝は「横綱」だった
NEVERのベルトを過去4度戴冠、そして今回、史上初の5度目の戴冠を果たした石井智宏。
そんな石井智宏を指名したタイチの心意気。
このベルトを利用して、負ける可能性が高くても、どうしても闘いたかった。自分を試してみたかった。
そんな瞳孔が開いた聖帝カッコ良かったです。
個人的には「小ズルい」作戦と指名で、しばらくベルトを保持していて欲しかったですが、何だかんだ言っても、やっぱりタイチの中には「横綱」が宿っております。
「世界一小ズルいレスラー」というフレーズは、いつの間にか消え去りましたね。
石井智宏〇 タイチ
★★ ★×7
【総評★★★☆(3.8)】
第6試合 IWGPタッグ選手権試合
〈王者〉 〈挑戦者〉
タンガ・ロア SANADA
タマ・トンガ〇 ✖EVIL
【16分38秒 横入り式エビ固め】
( 出典:新日本プロレス公式 )
今年に入ってから4度目の対戦
という事もあってか、見応えは…
BUSHIのアシストも空しく敗れるロスインゴ。そろそろEVIL、SANADAではなく違う組み合わせが見たいですね。
「EVIL 内藤哲也」
「EVIL 鷹木信悟」
「SANADA 内藤哲也」
「SANADA 鷹木信悟」
「内藤哲也 鷹木信悟」
ちょっと並べてみただけでも興味が湧いてきますがどうでしょうか?
タンガ・ロア SANADA
★★ 笑×1
タマ・トンガ〇 ✖EVIL
笑×1 ★★
BUSHI
★ 鳥肌×1
【総評★★★☆(3.3)】
第7試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
〈王者〉 〈挑戦者〉
ドラゴン・リー✖ 〇ウィル・オスプレイ
【20分07秒 ストームブレイカー】
( 出典:新日本プロレス公式 )
ジュニア戦士最強を決める闘いと・・・
過去最多20人によるBOSJのリーグ戦を勝ち抜いてきた勢いそのままに、一瞬にして二つの称号を手にしたオスプレイ。(2年前のBOSJでもオスプレイが勝利)
このスーパーマンのせいでプロレスのハードルが上がりまくっております…
困る選手も出てくるのでは?
そして、
その勢いに負けず劣らず1万人の大声援を受ける男がもう一人
そろそろ、放送席にもカメラの設置を検討してみるのもいいかもしれません。
結構気になりますよね?
ドラゴン・リー✖ 〇ウィル・オスプレイ
★×8 鳥肌×1 ★×10 鳥肌×1
ミラノ氏
笑×5
【総評★★★★☆(4.3)】
第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合
〈王者〉 〈挑戦者〉
飯伏幸太✖ 〇内藤哲也
【22分06秒 デスティーノ】
( 出典:新日本プロレス公式 )
諦めなければ夢は叶うというのが嫌い
IWGPは「最強」ICは「最高」のベルトと語る飯伏幸太を撃破した内藤哲也。
後にも先にも絶対に見る事はないであろう「ヘッドバット」もさる事ながら、やはり、ここ一番で見せる「バレンティア」が鍵でした。
しかし、家康も含め放送席も、その技の名前がすぐに出てこなかった。(グロリアと…)
そこへ、しばらくしてから「バレンティア」だと訂正するミラノ氏。
この方、本当は最初から知っていても、相手の気持ちを配慮し、すぐに訂正するのではなく、しばらく経ってから「あっ!そういえば…」と訂正する事があります。
そういう気遣いもなければ、解説者として不動の地位を確立できませんね。
これで飯伏幸太戦は3勝5敗。
まだまだ負け越しておりますが、再び大いなる野望を達成させる為の大事な1勝となりました。
その大いなる野望・・・諦めなければ叶うのか?
諦めなければ夢は叶うという言葉が嫌いだと話す内藤哲也。
諦めないだけで夢が叶うのならみんな苦労はしない。
これは鈴木みのる「ばり」に脳に突き刺さる言葉でございます。
そこには、諦めないだけではなく、「努力」や「知恵」、「時の運」が必要になってくる!と、教えられた一戦でございました。
いやぁ~目頭が熱くなった
飯伏幸太✖ 〇内藤哲也
★★★ ★★★★★
チョイ涙×2
【総評★★★★☆(4.5)】
第9試合 IWGPヘビー級選手権試合
〈王者〉 〈挑戦者〉
オカダ・カズチカ〇 ✖クリス・ジェリコ
【25分43秒 エビ固め】
( 出典:新日本プロレス公式 )
さすがに今回ばかりはオカダ・カズチカを応援
前日の調印式では、品格のかけらもない暴れっぷりで周囲を困らせたクリス・ジェリコ。
それを、まるでクレーム対応するかのようなオカダ・カズチカの姿勢には親近感が湧きました。
しかし、リングに上がればクレーマーにも容赦はしないオカダ・カズチカ。大会場でもビックネームでも物怖じしない「プロレスの申し子」とエースが話すように、外国人対日本人特有の「肉」と「米」の差を全く感じませんでした。(強ぇ~)
最後は、どう考えても「否」が多い結果でしょうが、その責任を何とか取り戻そうとするクリス・ジェリコがそこにはいたと思います。
とりあえず、この男に相応しい言葉は・・・
祭よりその準備の方が楽しい
オカダ・カズチカ〇 ✖クリス・ジェリコ
★★★★ ★★
【総評★★★(3.0)】
最後に・・・
日本マット界に復帰したKENTA。
申し訳ないですがジョン・モクスリー同様、全く存じません。
鷹木信悟と同じくらいファンの期待感半端ないようですが、〈G1〉まで情報を入れないようにしておきます。
そうした方が映画なんかも面白く観れる時ありますよね?