イングランドからやってきたEVILファンとの遭遇
私の店に昨日「黒」と「紫」によるEVILのパーカーを来た外国人女性客が来店してきた。
外国人のお客様は決して珍しくはないのだが、プロレスグッズを身に付けてのお客様は初めてだったので思わず、
「オォ~EVIL!」
と、英語がダメなのに話しかけてしまった私。
それに応えるように、
「オォ~、ナイトー!タナハシ!スズキミノル!」
と選手の名前を並べ、新日本プロレスのファンであることをアピールする彼女は、どうやらEVILのイメージカラーである「紫」の商品が欲しかったようで、懸命にその商品があるのか聞いてきた。
何故だろう…
不思議といつも以上に見つけてあげたくなり私は必死に探した。
しかし、残念ながら「紫」の商品は見つからなかった。
その代わりに彼女は「青」の商品を手に取った。
その後も、慣れない英語で会話をしていると、どうやらイングランドから、その日行われる後楽園ホール大会に向かう途中だったらしく、誇らしげにそのチケットを私に見せてきた。
二人とも目を見開きながら、
「オォ~!」
最後は、
「カ!・ゼ!・ニ!・ナレッ!」
と言い残し去っていった彼女。
英語がもっと話せれば・・・
日本の授業の内容は何か間違っている・・・
と、責任転嫁しながら…
もっとプロレスのことについて彼女と話がしてみたかった・・・
しかし、日本語を全く話せない外国人と、英語を全く話せない日本人が、新日本プロレスに出逢ったことによって「心での会話」をしていたのは確かだった。
なんか…それが嬉しかった。